こんばんは、ティル(@TillRadius)です。
今回は長年使っていたヘッドフォン『MDR-XB700』のイヤーパッドを自分で交換してみました。
合皮のイヤーパッドは、長年使っていると劣化してどーしてもボロボロになっちゃう。
加水分解といって合皮の表面が劣化してしまったのが原因です。
以前イヤーパッドの耳に当たる内側が劣化してボロボロだったので、ガムテープを使って剥がれた部分をキレイに取り除きました。
しかし今度は外側が剥がれはじめまして……。
ヘッドフォンを使った後に衣類や髪に剥がれた合皮がつくようになりました。
イヤーパッドの外側をガムテープで剥がすことも考えたんですけどね。
表面が波打っていたり面積が広いのもあって断念。
思い切ってイヤーパッドを自分で交換することにしました。
イヤーパッド交換
今回購入したのはノーブランド品のイヤーパッド。
ヘッドフォン自体が古い型だったので、「もしかしたら交換用イヤーパッド無いかな〜」と思いながら探したら出てきました。
純正品ではないけど、問題なく取り付けができましたよ!
特に変なニオイもしませんでした。
サイズは純正に比べ少しだけ大きかったです。
正直10年間使ったものだったし、イヤーパッドがしぼんでいるんですよね……正確な差がわかんねぇ(汗)
交換に使ったもの
- 交換用イヤーパッド
- 精密ドライバー
- ガムテープ
取り外すのに手こずるかと思って、プラスチックのヘラも用意したけど全く使いませんでした。
はめ込まれているだけなので想像していたより簡単に外れます。
イヤーパッドが劣化しまくっていたら掃除道具は必須です。
机が剥がれた合皮だらけになりました(汗)
掃除機でまとめて掃除してもいいんですけど、剥がれた合皮が細かったり手でササッとはらっても落ちなかったりします。
手についたものもペタペタして取れるガムテープがおすすめ。
交換手順
ネジを1つ外す
イヤーパッド内側をグイーンと引っ張ってネジを探します。
外すネジは1箇所のみ。
ネジは3箇所あるんですが一箇所だけ外せば大丈夫です。
イヤーパッド取り外し
ネジを取り外せたらヘッドフォンからイヤーパッドを取り外せます。
クイクイひねりならが外すと簡単に取れました。
イヤーパッドにリングがついていて、リングをはめ込む感じで取り付けてネジでとめてあったんですね〜。
ここで反対側も……と行きたいところだけど、ボクは片側の交換を終えてから反対側を進めました。
まとめてやっちゃうと、どっち側で使う部品だったかわからなくなったりするんですよね(笑)
リング取り外し
続いてイヤーパッドを固定しているリングを取り外します。
このリングは2つに別れます。
ツメで固定されているので、力を入れすぎて折れないように気をつけながら取り外しましょう。
今回自分は使わなかったけど、硬いヘラとかピックでツメ部分を押し込むと取り外しが少し楽になるかも。
リング移植
今度は取り外したリングを新しいイヤーパッドに移植します。
作業中「リングどうやってとりつけんだコレ……」ってなったんですけど、イヤーパッドの縫い目に縁がある側に取り付けるで正解です。
イヤーパッドの片側だけに縫い目の縁があるし、仮に縁側に取り付けなかったら耳に縫い目の縁があたって間違いなくつけ心地が悪くなる。
まず新しいイヤーパッドの縫い目の縁側に『リングのツメがある方』をはめ込みます。
このとき縫い目の縁が上から見ても確認できるようにリングをセット。
そしてツメなしリングを取り付けるんですけど、
ツメなしリング
↓
縫い目の縁
↑
爪ありリング
こんな感じで2つのリングで縫い目の縁をはさみ込むように取り付けましょう。
はさみ込めたのがコチラ。
うまくはさまっていないと、隙間が空いて音がもれたりイヤーパッドが外れたりするので注意です。
あとはヘッドフォンにはめ込んでネジで止めて完了。
取り付け前にせっかくなのでお掃除もしちゃいましょう。
片方だけ交換してみると、やっぱり一回り大きいですね(笑)
反対側は工程が変わらないので省略します。
まとめ
無事MDR-XB700のイヤーパッド交換ができました!
ノーブランド品だったので、「取り付けできないんじゃないか」「品質に問題があるんじゃないか」と不安だったけど特に問題なしです。
さすがに長年使っていてボロボロだったけど、また新品同様の姿に戻って大満足。
リングが少し細いプラスチックなので、破損に気をつけながら取り付ければ比較的カンタンに交換できると思います。
MDR-XB700をまだまだ現役で使いたい方は、よかったら挑戦してみてください(自己責任で)。
ふっかふかでモフモフのイヤーパッドに蘇りますよ!!