こんばんはティル(@TillRadius)です。
ニンテンドースイッチにゲームカードを差し込んでも読み込まない!
ダウンロードしたゲームは遊べるけど、カードのゲームは遊べないという中途半端な状況(汗)
今回は自分でニンテンドースイッチを分解、カードスロットの交換をしてみました。
実際にボクがやってみた手順と、気づいたことを書きたいと思います。
自分で修理する前に
この記事を読み進める前にお伝えしたいことがあります。
正直ニンテンドーの修理価格って思っていたよりも安いんです。
2021年10月24日現在、『ゲームが読み込まない』に該当する修理価格が4950円。
場合によっては、カードスロットを自分で交換するよりも安く済むケースもありそうです。
自分でカードスロットを交換する場合、失敗しても自己責任ですからね(笑)
自分で修理してみたい人以外は、プロに修理を依頼したほうがいいんじゃないかなーなんて思いました。
交換手順
使用したもの
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TK-biz TKビズ ニンテンドースイッチ用 ゲームカードスロット 2017年,2018年モデル 取り外し品 JM002
- Y字ドライバー(Y00)
- +ドライバー(000)
- ピンセット
- ヘラ
事前準備
修理、交換をする前にニンテンドースイッチの電源を切っておきます。
ついでにJoy-ConとmicroSDカードも本体から取り外しておきましょう。
スタンドはつけたままで大丈夫なんですけど、ボクはネジを取り外すときにじゃまになるので外しました。
ニンテンドースイッチ外側のネジを外す
背面のパネルを取り外すために、外側のネジを外していきましょう。
まずはニンテンドースイッチ背面にあるY字ネジ4つを外します。
+ネジと混ぜると探すのに時間がかかったり、間違えてネジを取り付けてしまう可能性があります。
Y字はほかのネジと混ぜないで保管しましょう。
続いて+ネジを外します。
上部は排気口横に1つ。
下部はUSB-C横にあるネジ2つを外します。
スイッチのスタンドを持ち上げます。
MicroSDカードスロットの部分にもネジが1つあるので外します。
本体の左右にあるネジを外します。
外さなくていいネジがあるので注意。
5つのネジの真ん中のネジを取り外します。
反対側も同様に取り外します。
背面パネルを取り外す
ネジを取り外し終わったら、背面のパネルを取り外します。
ニンテンドースイッチ下部側をゆっくりと持ち上げ背面パネルを取り外しましょう。
背面のパネルを取り外すとこんな感じ。
まだ基盤は見えませんね。
ホコリがひどかったので、ここでキレイに取り除きました。
シールドとmicroSDカードスロットを取り外す
背面パネルは外れたけど、銀色のシールドで中がまだ見えませんね。
中にアクセスするためにまずはネジを7つ取り外します。
イヤホンジャックの部分に2つネジがあるのを確認できるけど、ここでは取り外しません。
後で取り外します。
次にmicroSDカードスロットを取り外します。
黒いスポンジの下が基盤につながっている部分です。
スポンジ部分を持ち上げる感じで取り外しましょう。
microSDカードスロットを取り外せたら、銀色のシールドをゆっくり持ち上げて取り外します。
これでニンテンドースイッチ内部にアクセスできました。
小さい本体にぎっしり部品がつまっていてワクワクしますね(笑)
背面のパネルを取り外したときはホコリでいっぱいだったけど、内部はほぼホコリがありませんでした。
壊れたゲームカードスロットを取り外す
本来ならここで先にヒートシンクをとりはずす必要があるんですけど、ボクはあえてやらないでカードスロットを取り外しにかかりました。
理由は「なんか外さなくてもカードスロット取り外せそう」「ヒートシンクとファンについてるスポンジぜってーやぶけるから外さなくていいなら外したくない」です(笑)
結局ヒートシンクを取り外すことになるけど、ボクがやった手順をそのまま書いていきます。
壊れたカードスロットを基盤から取り外します。
まずはカードスロットを止めているネジ3つを取り外します。
カードスロットが基盤につながっている部分が2つあります。
左のフラットケーブルは、黒いストッパーをヘラやピンセットで持ち上げてから取り外しましょう。
右側の基盤につながっている部分は、さっき外したMicroSDスロットと同じくはめ込まれる感じでつながっています。
ここもヘラやピンセットを使って持ち上げるようにして接続を外します。
無事取り外せました。
ここでこの新旧2つのカードスロットを見比べていただきたい。
ボクは取り付けるまで全然気が付かなかったんですけど、イヤホンジャック下の茶色いフラットケーブルの長さが若干違うんです。
わかりやすく言うと新しく取り付けるカードスロットのフラットケーブルが若干長い。
このあとこの若干の違いがヒートシンクを取り外すきっかけになります。
新しいカードスロットを取り付ける
新しいカードスロットを取り付けていきます。
作業で言えば折返しの部分は過ぎたので、今までの工程をさかのぼるだけ・・・のはずだったんですけどね(汗)
新しいカードスロットのフラットケーブルが若干長いためうまく接続させることができませんでした。
全く長さが合わないわけじゃないんだけどうまく取り付けられない。
指で微調整したくてもヒートシンクが邪魔をして、うまく押し込むこともできませんでした。
ヒートシンクを取り外してカードリーダーを取り付ける
ヒートシンクを取り外すためにネジを3つ取り外します。
ヒートシンクとファンがスポンジで2箇所つながっています。
ファン側についている部分をはがしながら、ヒートシンクを取り外します。
やっぱりキレイに剥がすことができなかった・・・。
ヒートシンクを外すのは必要な工程だったと割り切ってカードスロットを取り付けます(笑)
ヒートシンクを取り外すことで、カードスロットがかなり取り付けやすくなりました。
フラットケーブルの長さが少し違うことで取り付けできなくなったのかとも思ったんですけど、問題なく取り付けできました。
あとはヒートシンクを戻して、今までの工程を順番にさかのぼって完了です。
まとめ
素人でもなんとか壊れたカードスロットを交換修理できました。
カードスロットの規格が全く同じならヒートシンクは取り外さないでも交換できたかもしれませんねー。
できれば外さないで修理したかった(笑)
今回カードスロットが壊れた原因は、ゲームカードを表裏逆に差していたことが原因のようでした。
子供に「ゲームカード表裏逆に刺しちゃったりしたことある?」って聞いたら「一回だけ」って言ってました。
しかも壊れたカードスロットにゲームカードを差し込んで、カード自体壊れてちゃったのも出てきました。
確かにボクもちょっとどっち向きに指すのかわからなくなることあるしなぁ〜っていうか逆に刺さっちゃうのもびっくり(笑)
ボクは自分で修理したけど、やっぱり公式で修理したほうが無難かな〜。
本体が2つあってカードスロットを移植したい人や、機械いぢりが好きな人は自分で交換・修理してもいいんじゃないかなと思います。
もちろん自分で修理する場合は自己責任で!