大丈夫、使いにくいのは君のせいじゃない。
赤ペンにしか見えないこのボールペンのせいさ。
今回は3色ボールペンを左利き用に組み替えてみました。
3色ボールペンの黒の位置が気に食わない
3色ボールペン便利ですよね。
でも、左利きの私は3色ボールペンを許しません。
だってこんなん赤メインの多色ボールペンじゃないですか!!!
親指で黒を使う時はこんな感じ。
ボールペンて黒をメインに使いますよね。
なぜに一番使う色が視界に入っていないんだこのペンは。
いや、もしかしたら赤をメインに使う人もいるかも知れませんけど・・・赤ペン先生とか?
3色ボールペンって左利きが黒を使う時、一番遠いところにあるんですよ。
ちなみに人差し指で黒のノックを下げる方法も修得しました。
シャッとおろしてスッと持ち直して書く・・・何このペン嫌い。
こんな左利きに優しくないボールペンは、分解して使いやすくカスタマイズしてやりましょう。
使う道具
- クリップ
- ラジオペンチ
クリップはボールペンの芯より細い棒であれば、他のものでも代用できます。
交換方法
今回、左利き用に組み替えるのはPILOTさんの『FEED AG3』です。
若干古いタイプみたいですね。
公式サイトには見当たりませんでした。(2019年12月現在)
分解
さて、ボールペンを分解していきましょう。
まずは首軸(グリップ部分)をひねって取り外します。
続いて胴軸(本体)から芯をすべて取り外します。
ここまでは小学生の頃に分解して遊んだり、芯の交換でやったことがあるかもしれませんね。
白いパーツを取り外す
さぁここからが本番です。
胴軸を覗くと見える、4つの穴が空いた白いパーツを取り外します。
別のアングルから。
わかりにくいですが白いパーツには爪が出ていて、胴軸の中でガッチリ止まっています。
胴軸から引き抜こうとしてもびくともしません。
引き抜くには爪が引っかかっている部分をひねって、ずらしながら取り外す必要があります。
白いパーツを取り外す前にちょっとだけ準備。
胴軸に3つのバネが入っています。
このまま白いパーツをひねってしまうと、バネが挟まったりして使えなくなってしまいます。
ここでクリップの登場。
クリップは一辺を力まかせにぐいーんと伸ばして使います。
白いパーツの穴にクリップを差し込んでバネを持ち上げます。
持ち上げたバネは白いパーツの縁に乗せるイメージ。
↑こんな感じになっていればいいかと思います。
残りのバネも同じように持ち上げます。
いよいよ白いパーツの取り外し。
取り外しにラジオペンチを使います。
白いパーツの2つの穴にラジオペンチの差し込みます。
そのまま白いパーツを掴んでひねりながら引き抜きましょう。
力みすぎると胴軸にヒビが入ったりするので注意です。
組み立て
今度はバラバラにしたパーツを左利き用に組み直し。
ボールペンを持った時、一番近いところに黒が来てほしいので黒と赤の位置を交換して組み立てます。
ノックパーツをセットする前に下準備。
白いパーツとバネx3を先に合体させておきます。
ノックパーツを黒と赤の部分を入れ替えて配置します。
胴軸に狙ってシュコンと落として入れていきましょう。
うまくはまらなかったら、ボールペンの芯を使ってはめ込みます。
あとは先程合体させた白いパーツとバネを胴軸へドッキングさせます。
取り外す時はひねりながらでしたけど、戻す時はまっすぐバネとノックパーツがずれないように差し込みましょう。
ちなみに先に白いパーツとバネを合体させた理由。
ノックパーツを配置した後、一度胴軸を置いて白いパーツに取り掛かることになります。
その時、高確率でノックパーツの配置が崩れるからです。(経験済み)
ノックパーツの動きを確認して、問題がなかったら芯と首軸を戻して完成です。
まとめ
3色ボールペンは自分で分解して左利き用に組み直すことができますよ。
使い心地はなかなか、欲しかったところに黒がある喜び。
長々とやり方をかきましたけど「頑張れ左利き!」と言いたかったそれだけです(笑)
右利き社会にもまれて、知らぬ間になんでもデフォルトの状態を受け入れるようになっていませんか?
気が付かないものもありますけど、どこか『コレジャナイ感』があったり。
PCのマウスやテンキーの位置とかがそんな感じです(笑)
物によってはひと工夫すれば左利き用に化けるものもありますね。
また紹介できるものがあれば記事にしたいと思います。
ではではー